夫婦で一緒に育休を取るっていいなぁ、でも本当にうまくいくのかな?
出産前のママパパなら、一度はそう考えたことがあるかもしれません。
最近では、男性の育休取得が増え、「夫婦で協力して子育てをスタートする」人も多くいます。
でも、「収入が減ったらどうしよう? 」「役割分担でケンカにならない?」という不安もありますよね。
この記事では、実際に、夫婦で9ヶ月の育休を取った、わが家のリアルな体験談やメリット・デメリットをお伝えします!
結論からお伝えすると、夫婦で育休を取ったことに後悔はありません!
メリットの方が大きいと感じています。
わが家の体験が、参考になると嬉しいです。
夫婦で育休を取るメリット3つ
夫婦で育休を取ることで多くのメリットがありました。
具体的なメリットは以下の3つです。
- 育児の負担を分け合えて安心
- 夫婦の絆が深まる
- 子どもの成長をリアルタイムで感じられる
メリット①:育児の負担を分け合えて安心
育児は想像以上にハードです。一人で抱えると、心も体も疲れます。
現に、生後1ヶ月は緊張感で気持ちがはりつめていました。
でも、夫婦で育休を取ると、負担を半分にできます。
例えば、夜泣き対応やおむつ替えを交代でやるだけでも違います。
夫は、夜間一緒に起きてくれていました。授乳は替われませんでしたが、「一緒にやっている」と思えるだけで、気持ちも軽くなりました。
他にも、
- 交代して仮眠をする
- 夫が面倒を見ている間にご飯を作る
- 気分転換に交代でひとり時間をつくる
ということができ、体も気持ちもリフレッシュする時間ができます。
夫婦で育休を取ることで、一人で不安を抱えることなく、子育てをすることができました。
メリット②:夫婦の絆が深まる
一緒に育休を取ると、夫婦で育児を試行錯誤します。それが絆を強くしてくれます。
初めての育児は分からないことだらけ。
でも「これどうする?」と相談しながら進めることで、チーム感が生まれます。
育児のやり方は結構私が主導でした。
でも、「こうしたい!」ということに、夫は「OK!やってみるね。」というスタンスなのが良かったです。
同時に育休を取ったことで、育児に対する意識の差が生まれなかったのが良かったです。
(当事者意識があるといいますか…。)
家庭にもよると思いますが、妻だけが育児をしていたら、育児の大変さが伝わりにくいのかなと思いました。
メリット③:子どもの成長を一緒に見守れる
赤ちゃんの成長って、本当にあっという間。夫婦で育休を取ると、その瞬間を一緒に楽しめます。
例えば、初めての笑顔や寝返り。
さっき、すごくケラケラ笑ってた!
え。俺もみたい。「ばぁ!ばぁ!」
(真顔)
ささいな成長が嬉しくて、こんなふうに報告し合ったり、共感したりしていました。
この時間は本当に特別なので、夫婦で一緒に過ごせるのは大きなメリットです。
意外と見落としがちなデメリット3つ
夫婦で育休を取ることには多くのメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。
夫婦で育休を取得して感じたデメリットは以下の3つですです。
- 収入が減るリスク
- 夫婦のストレスが増える
- 育児疲れが想像以上に大きい
特に事前に知っておかないと「こんなはずじゃなかった…」と感じることも。
ここでは、意外と見落としがちなデメリットについて、具体例を交えながらお伝えします。
デメリット①:収入が減るリスク
正直、これが一番心配でした。
育児休業給付金がもらえるとはいえ、手取りが減るのは避けられません。
夫婦で同時に育休を取ると、家計がキツくなる可能性もありますよね。
わが家では以下の対策をしました。
- 固定費の見直し
- 副業をする
対策①:固定費の見直し
固定費を見直しして、支出を減らします。
一度見直しすれば、節約効果が持続するため、育児で忙しくなる前に見直すのがオススメです。
例えば、
- ガスと電気のセットプラン割引を使う
- 格安SIMへ変更する
- 火災保険のプランを見直す
電気代比較サイトを使って見直した結果、ガス会社とのセットプランが一番オトクでした。
通信費は、大手キャリアから格安SIMへ変更するだけで、月5000円ほど安くなります。
火災保険は、契約書に「指定」という文言の記載がない限り、自由に火災保険会社を選ぶことができます。
賃貸だと、言われるがままに入ってしまいがちです。見直してみると、保証内容が過剰であることに気づきました。
変更後、年間1万円ほど安くなりました。
対策②:副業をする
夫は副業をしていました。
在宅でできる副業を週1回し、月に5万円ほど得ていました。
本業と関連した仕事であったため、スキルを活かせるという点でも良い選択でした。
育休期間の収入源に備えて、育休に入る少し前から始めました。
副業は、あまり一般的ではないかもしれません。
でも、計画的に在宅でできる仕事を獲得しておくと、少し家計を支えてくれるかもしれません。
私は育児に専念するつもりだったので、副業は考えていませんでした。
デメリット②:夫婦のストレスが増える
育休中は一緒にいる時間が長いため、小さなイライラが積み重なることがあります。
家事や育児のやり方の違いが目立つと、ケンカの原因になることも。
適度な「一人時間」を確保するのがおすすめです。
私は、一人で買い物に出かけて気分転換をしていました。
あとは、母や友達に遊びに来てもらって、外の風を入れていました。ピリついた空気もリセット(笑)
デメリット③:育児疲れが想像以上に大きい
正直、育児ってこんなに体力を使うものだとは思いませんでした。
特に新生児期は夜泣きや授乳で寝不足が続くし、昼間もおむつ替えや抱っこで1日があっという間。
慣れていないこともあり、看護師の仕事より、育児の方が大変だと感じました。こんな責任感の思い夜勤は毎日ありません(泣)
「どうして泣き止まないの?」と焦ったり、自分の時間が全く取れなくてイライラしたり…。
想像以上の大変さに正直驚きました。
夫婦で「無理しないルール」を作るのがいいと思います。
私たちは、夜泣き対応を交代制にしたり、昼間はどちらかが仮眠を取る時間を作ったりしました。
それだけでもかなり違います。
夫婦でシフトを組むのも一つの手ですが、私は自分が関わっていない時間が気になりすぎてやめました(笑)
夫婦で育休を取る前に知っておきたいこと
夫婦で育休を取ることは、一緒に成長できる大切な時間です。
でも、「育休を取る」と決めても、制度や実際の状況についてよく知らないこともありますよね。
ここでは、
- 最近の育休の現状
- 夫婦で育休を取るときに押さえておきたいポイント
についてお伝えします。
最近の育休の現状
男性の育休取得率が増加している
男性の育休取得率が増えており、夫婦で子育てしやすい環境が整ってきています。
厚生労働省の調査によると、男性の育休取得率は、2023年度時点で30%を超えています。
例えば、「産後パパ育休」の導入により、子どもが生後8週間以内に短期間の育休を取る男性が増えているようです。
私の夫は職場で育休取得者、第一号だったようです。
しかも、1年間取得することができました。
男性が育休を取得しやすい社会になりつつある今こそ、夫婦での育休取得を具体的に考えるチャンスです。
なぜ夫婦で育休を取ることが注目されているのか?
夫婦で育休を取るメリットが注目される理由は、家族の時間を大切にできる点にあります。
夫婦で育休をとると、一緒に子どもの成長を見守れる嬉しさと安心感があります。
特に第一子の場合は、初めての子育てでわからないことだらけ。一緒に共感してくれるだけで、ありがたい存在でした。
また、家事や育児の役割分担が決まってくるため、復職後の分担もスムーズです。
「産後動けない時に食事を作ってくれて助かった」
「これだけ長い時間家族で過ごすのは貴重な時間だった」
このように、夫婦で育休を取ることは、家族全体にとってメリットが大きいとして注目されています。
夫婦で育休を取るときに押さえておきたいポイント
「夫婦で育休を取る」と決めたら、事前の準備がとても大事です。
ただ休むだけではなく、スムーズに過ごすための下準備が必要。
私たちが実際にやってみて役立った準備は以下です。
- 育休制度の詳細を調べる
- 職場としっかり相談する
- お金の準備も忘れずに
育休制度の詳細を調べる
育休制度の内容を詳しく調べることが大事です。
意外と知らないことが多いですよね。
給付金の支給タイミングやどんな制度があるのかを知っておくと安心感が全然違います。
例えば、給付金については以下です。
- 初回振り込み
出産後約4ヶ月後に支給開始
その後の振り込み
2ヶ月に1回、2ヶ月分ずつ支給 - 支給額
育休開始から180日までは給与の67%
181日以降は給与の50%(支給上限額あり) - 延長条件
保育園に入所できない場合、育児休業給付金は最大2歳まで支給
給付金は、2025年の4月から、条件付きで80%まで引き上げられます。
厚生労働省の「育児休業制度 特設サイト」が参考になります。
動画もオススメです。
制度を知っておくことで、以下の準備がスムーズに行えます。
- 育休中の収入の目安を把握できる
- 育休のスケジュールを夫婦で計画できる
- 職場に具体的な計画を伝えやすくなる
1歳で保育園に落ちた場合、延長できると知っておくことは安心感がありました。
私の職場は女性が多いので、育休の相談がスムーズにできました。
一方、夫の職場は男性が多く、育休取得の第一号者だったため、手続きが大変だったようです。
男性が育休を取る場合は、事前に制度を調べて、会社にしっかり伝えるといいと思います。
職場としっかり相談する
育休を取る前に、職場とのコミュニケーションを大切にするのがおすすめです。
職場に早めに相談しておけば、「育休を取りたいけど言い出しづらい…」なんてモヤモヤがなくなります。
引き継ぎの時間をしっかり確保することで、復職時もスムーズです。
夫は、職場で育休取得の第一号者でした。
上司に早めに相談して準備したおかげで、職場もポジティブに受け入れてくれたみたいです。
結果、本人も安心して1年の育休をとることができていました。
早めに話すことで、お互いに気持ちよく育休に入れる準備が整います。
お金の準備も忘れずに
育休中は収入が減るので、家計の見直しはとっても大事です!
育児休業給付金があっても、普段より収入が少ないと焦りますよね。
だからこそ、固定費を減らしたり、貯蓄を事前に計画しておくと安心感が違います。
わが家は、電気会社や携帯会社の乗り換えをし、毎月1万円以上節約することができました。
「使えるお金」と「節約できるところ」を把握しておくと、育休中も心に余裕が持てますよ。
まとめ
以上、「夫婦で育休を取ると成功?後悔?リアルな体験談を紹介」でした。
わが家では、夫婦同時育休をしたことで、「一緒に育児を戦った仲間」という意識があります。(まだ育児は終わっていませんが。)
そのおかげか、現在第二子育休中ですが、ほぼ何も言わなくても当たり前のように育児をしています。
一方で、収入減少や衝突もありましたが、事前の準備や話し合いで乗り越えられました。
この経験が、あなたの育休を考える際の参考になれば嬉しいです。
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